【読書】「新編忠臣蔵(kindle版)」吉川英治

先に読んだ「堀部安兵衛(池波正太郎)」に加え、二作目の忠臣蔵、今回は全20巻を一気読了!

大石内蔵助を中心に描かれた作品ですが、人間としての凡庸さと葛藤、取り巻く人たちの個性なども生き生きと表現されています。

五代将軍綱吉の時代、生類憐みの令により人間が犬以下に扱われ、武士も誇りを失いつつあった頃に起こった赤穂浪士の討ち入りは、忘れかけていた「義」や「忠」の心を思い起こさせたため、永く美談として語り継がれているのでしょうね。

さてさて、現代の幕府はいかがなものでしょうね?(苦笑)


浅野家菩提寺だった泉岳寺は、内匠頭、浪士の墓塔、首洗い井戸等、作品を史実として裏付けてくれます。

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